『論集 石川啄木』(おうふう 1997年10月)定価4800円+税

・「作家」の章 
  岩城之徳−新しき詩歌の時代の石川啄木
  田口道昭−中野重治の啄木論
  中山和子−石川啄木——「家」制度・女・自然主義——
  望月善次−「話者」から見た啄木短歌
・「作品」の章
  今井泰子−例えば「事ありげな春の夕暮」は
  近藤典彦−長詩「はてしなき議論の後」に潜むモチーフ
  太田登−メデューサの首
  河野有時−明治四十一年の紀念
  堀江信男−啄木望郷歌の背景
  木股知史−『一握の砂』の時間表現
  上田博−夫婦の情景
  遊座昭吾ー啄木の小説「天鵞絨」考
・「時代・社会・思想」の章
  平岡敏夫−日露戦後の啄木
  ユン・ゼイソク−石川啄木 文芸弾圧と評論をめぐって
  小川武敏−「所謂今度の事」の執筆時期と同時期の短歌について
  藤沢全−啄木研究における翻訳の状況
  リン・ピーション−啄木と中国
  池田功−石川啄木における朝鮮