第21号(2018年3月31日刊)

 〔特別寄稿〕二〇一七年北海道八雲大会記念講演 
 太田  登:啄木文学における北海道体験の意味 ―〈漂泊文学〉の原風景としての北海道―  1
 〔論  文〕 
 柳原恵津子:啄木調「かな」出現の契機 ―古典文学・与謝野晶子・吉井勇との関係をめぐって― 10
 劉  怡臻:植民地台湾における啄木文学の受容史の一面 ―一九三一年の意味を中心に―26
 〔研究広場〕 
 河野 有時:啄木について考えるときに40
 田口 道昭:私の啄木研究について ―近藤典彦先生への返信―44
 〔書  評〕 
 内藤  明:糸川雅子著『詩歌の淵源―「明星」の時代』50
 赤﨑  学:中村稔著『石川啄木論』52
 櫻井 健治:長浜功著『啄木の遺志を継いだ土岐哀果』54
 大室 精一:近藤典彦編著『一握の砂』『悲しき玩具』56
 〔新刊紹介〕 
 池田  功:今野寿美著 『歌ことば100』60
 永岡 健右:平野萬里編『與謝野寛短歌選集』61
 佐藤  勝:長野晃著『2016年の記憶 評論ほか』62
 黒澤  康:山下多恵子著『朝の随想 あふれる』63
 大西 洋平:佐藤清文編・関川夏央解説『雲は天才である』64
 千葉 珠美:新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』65
 押木 和子:伊藤一彦監修・和嶋勝利編集『三枝昻之』66
 〔資料紹介〕 
 佐藤  勝:石川啄木参考文献目録(平成29年度) ―二〇一七(平29)年一月一日~二〇一七(平29)年一二月三一日発行の文献―70
 〔国際啄木学会若手研究者助成規程〕71
 〔編集規定等〕72
 SUMMARY76
 編集後記77