第18号(2015年3月31日刊)

 〔論文〕 
 梁  東国:日本の国民国家形成の中における石川啄木 1
 赤崎  学:ワグネルの思想再読・井上哲次郎の影 13
 西連寺成子:昭和期の啄木受容の一側面
           -雑誌『呼子と口笛』から見えるもの-
25
 田口 道昭:啄木における「天皇制」について
           -「時代閉塞の現状」を中心に-
39
 〔南臺国際会議記念座談会〕 
 若林  敦:冒頭の発言(話題提供)掲載にあたって56
 櫻井 健治:函館での啄木顕彰・函館市文学館と私的活動から57
 平出  洸:思い出す国際交流の経験59
 楊  錦昌:台日の文化交流と日本古典61
 梁  東国:韓国と日本の近現代詩-東アジア近現代文学史を夢見て64
 〔資料紹介〕 
 佐藤  勝:石川啄木参考文献目録(平成二六年度)
   -二〇一四年(平成26)一月一日〜一二月三一日発行の文献-
93
 〔書評〕 
 森  義真:林水福・太田登編『石川啄木詩歌研究への射程』67
 森  義真:石川啄木著 林水福譯『一握之砂 石川啄木短歌全集』69
 崔  華月:石川啄木著 林水福譯『一握之砂 石川啄木短歌全集』71
 池田  功:森 義真著『啄木 ふるさと人との交わり』74
 舟田 京子:目良 卓著『響きで楽しむ『一握の砂』』76
 〔新刊紹介〕 
 吉崎 哲男:青木矩彦著
   『3・11後の日本のために-啄木と賢治の里で考えたこと-』
78
 栁澤有一郎:宮本一宏著
          『対比評伝 北原白秋 石川啄木 萩原朔太郎』
79
 深町 博史:小寺正敏著
 『幻視の国家-透谷・啄木・介山、それぞれの〈居場所探し〉-』
80
 山田 武秋:松井博之著・乾口達司編
     『〈一〉と〈二〉をめぐる思考-文学・明治四十年前後』
81
 佐藤  勝:黒澤 康著
        『石川啄木-白雲一片、自ら其の行く所を知らず』
 82
 〔国際啄木学会若手研究者助成規程〕94
 〔編集規定等〕95
  SUMMARY99
  編集後記100
  表紙装幀 武本伸次