第14号(2011年3月31日刊)

〔特集〕
 徹底討論『一握の砂』(京都大会シンポジウム)1
 〔論文〕 
 太田  登:啄木短歌の受容における窪田空穂の存在         34
 塩浦  彰:大矢正修と与謝野鉄幹―啄木以前の都市と郷土  44
 村松  善:啄木日記にみる文学者意識と自己客観化
        ―「石川啄木」「啄木」「石川さん」「石川君」「石川」「啄木様」
         「いしかわさま」「啄木子」という表記を中心とした考察―
 56
 森  義真:「甲辰詩程」考―七月二一日から二三(二八)日の書簡体日記を中心に 68
 近藤 典彦:韓国併合批判の歌 六首 78
〔研究ノート〕
 千葉 暁子:盛岡大学生が読む『一握の砂』―記憶・批判・発信―90
〔書評〕 
 池田  功:清田文武著『近代作家の構想と表現
                ―漱石・未明から安吾・茨木のり子まで―』
 97
 山下多恵子:塩浦 彰著『越後明星派 点鬼簿―明治無名文学青年たちの記録―』 99
 若林  敦:金子善八郎著『新潟県人物小伝 相馬御風』 101
 近藤 典彦:内田 弘著『啄木と秋瑾―啄木歌誕生の真実』  103
〔新刊紹介〕 
 山田 武秋:遊座昭吾編『なみだは重きものにしあるかな 啄木と郁雨』 105
 佐藤  勝:山下多恵子著『啄木と郁雨 友の恋歌 矢ぐるまの花』 106
 柳澤有一郎:雑誌『短歌』〈大特集『一握の砂』刊行100年 はじめての石川啄木〉  107
 清水 健一:荒川 紘著『教師・啄木と賢治
                ―近代日本における「もうひとつの教育史」』
 108
 目良  卓:理崎啓著『青年の国のオリオン 明治日本と高山樗牛』
        逸見久美著『明星游子』
 109
 文屋  亮:三枝昂之著『作歌へのいざない』『上弦下弦』 110
 峠  義啓:碓田のぼる著『短歌のはなし』 111
 岡林 一彦:田山泰三著『香川を詠んだ歌人たち』  112
 澤田 勝雄:西脇巽著『高齢者がうつ病になるとき』 113
 〔資料紹介〕 
 佐藤  勝:石川啄木参考文献目録(平成二二年度)
        ―二〇〇九年(平21)一二月一日
          ~二〇一〇年(平22)一一月三〇日発行の文献―
 114
 〔国際啄木学会若手研究者助成規程〕 119
 〔編集規定等〕 120
 SUMMARY 122
 編集後記 125