第2号(1999年3月31日刊)

〔論文〕 
塩浦 彰:啄木の小説における(私)一班——「雲は天才である」の語り——1
小林芳弘:石川啄木と白石義郎——小樽日報退社をめぐつて——11
田口道昭:石川啄木と朝鮮「地図の上朝鮮国にくろぐろと〜」の歌をめぐつて 1919
照井悦幸:生活感情の形象——啄木と「停車場」——31
SUMMARY44
〔書評〕 
木股知史:上田博編解説『作家の随想7』『作家の自伝43』(日本図書センター)48
池田 功:平岡敏夫『石川啄木論』(おうふう)50
河野有時:中村 稔『子規と啄木』(潮出版)52
〔新刊紹介〕 
桜井健治:小松健一『啄木・賢治 北の旅』(京都書院)54
許 文基:孫 順玉訳『石川啄木 詩選』(民音社)55
浦田敬三:木村修一編『鳥居省三書誌』(釧路短期大学)56
孫 順玉:『古岩黄聖圭博士定年記念論文集』(同刊行委員会)57
太田 登:『国文学 解釈と教材研究』第43巻第12号(学燈社)59
目良 卓:斉藤英子『安成二郎おぼえがき』(新世代の会)60
田中 礼:川村ハツエ外訳『斎藤 史 白い手紙』(AHA Books)61
〔学術情報〕 
川村ハツエ:『TANKA JOURNAL』(日本歌人クラブ発行)62
〔学位論文自己紹介〕 
安森敏隆:編纂者茂吉をもとめて64
韓 基連:石川啄木の短歌研究66