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2014国際啄木学会堺大会総会挨拶

 

 みなさん、こんにちは。

 貴重なお時間のところを,与謝野晶子縁りの地、堺にお集まりくださいましてありがとうございます。

 今回の大会が可能になりましたのは、太田登実行委員長のもと、行き届いた御準備、運営をしてくださっております難波利三会長を初めとする与謝野晶子倶楽部の皆様及び竹山修身市長を初めとする堺市関係の皆様のお陰であります。会員の皆様と感謝申し上げたいと思います。

 それにしても、私共がこうして「研究」をしていられるのは、運命の加護があればこそと思っております。

 最近は「五つの加護」を思っております。

 第一は、「人間」として生まれたということであります。「人間」でなければ「研究」に携わることはできないかと存じます。

 第二は、「戦争などをしていない日本」に生まれたということです。「戦争」などの際に「研究」ができるのか。少なくとも、今日の日本におけるような状況での「研究」は不可能ではないかと思います。

 第三は、しかるべき「基礎訓練」を受ける場を享受したということであります。世界を見渡しました際、こうした「基礎訓練」からは無縁である人々は数多くおられるわけであります。

 第四は、「震災や事故」に巻き込まれなかったということであります。私などの東北地方で申しますと「二〇一一年三月十一日に起こった東日本大震災」がありますし、この堺市で言えば「阪神・淡路大震災」があったわけであります。そうした「災害等」の中で、「生き残った側」に置かれた訳であります。

 第五は、「第一から第四」を踏まえて、実際「健康年齢」の中にいるということであります。

 こうした運命の加護のもと、この堺市に集い、与謝野晶子倶楽部の皆様と「啄木の意味、与謝野晶子・鉄幹の意味」を明らかにしようと思っているわけであります。

 単なる、共に開催したというだけでなく、其処から新しいものを見出すことができますよう祈って、開会の御挨拶にしたいと思います。

 

晶子フォーラム2014、2014国際啄木学会堺大会閉会挨拶


 与謝野晶子倶楽部や堺市の関係皆様の御心の篭った御配慮のもと「晶子フォーラム2014、2014国際啄木学会堺大会」の第一日は閉会を迎えようとしております。

 こうしたフォーラム・大会を御準備くださいました関係の皆様に心からの感謝を申し上げます。

 会は、午前の研究発表に始まり、午後の開会式では、竹山修身堺市市長や、直木賞作家でもある難波利三与謝野晶子倶楽部会長のご挨拶を頂戴できました。記念短歌会の表彰式の後は、晶子の母校、大阪府立泉陽高校やその関係の皆様からの音楽の贈り物を受けました。「単に母校だから」というレベルではないハーモニーに感銘を受けたことのみを申し上げたいと思います。

 音楽の後は「晶子と啄木における詩歌と評論の現代的意義をめぐって」とするパネル・ディスカッションでした。皆様御承知のように、晶子・鉄幹と啄木との交流がありましたのは、明治35年から明治45年までの10年間でした。この期間の両者の交流から生み出されたものは何か、そしてこの交流から両者が得たものは何であり、それは又両者及びその享受の歴史にどのような意味をもったのか。そうしたものに、このパネル・ディスカッションはどう関わったのかが問題になろうかと存じますが、今はそうした余裕はありません。その評価はみなさんお一人お一人に委ねて、与謝野晶子の二つの言葉を紹介して終わりにしたいと思います。

 一つは、晶子の鉄幹についての言であります。

 「夫の詩人としての天分がどんなに優れているかは、百年二百年の後になってわかるでしょう。」〔「崖下の家」、『横浜貿易新報』(大正12年3月5日)=『特別展 没後70年記念 与謝野鉄幹』(堺市文化館・与謝野晶子文芸館、2006.2~4)p.11.〕

 今回の私共の大会も百年、二百年の吟味に耐えるものとなるでしょうか。

 もう一つは、先ほどのパネル・ディスカッションでも話題となりました「君死にたまふこと勿れ」への批判に応えた「ひらきぶみ」の一節です。

「歌は歌に候。歌よみならひ候からには、私どうぞ後の人に笑はれぬ、まことの心を歌ひおきたく候。まことの心うたはぬ歌に、何のねうちか候べき。まことの歌や文作らぬ人に、何の見どころか候べき。」〔『明星』辰歳第11号(明治37.11)。*なお、当日の資料については、いずれも与謝野晶子文芸館の御厚意によった。記して感謝したい。〕

 種々の物言いがあろうとも、文芸の徒はどうあらねばならないかを雄弁に語って止まない文章だと思います。

 

 もう一度皆様に感謝の思いを述べ閉会の御挨拶に致します。

 みなさん、ありがとうございました。

 

晶子フォーラム2014、2014国際啄木学会堺大会懇親会挨拶


 おばんでございます。国際啄木学会会長の望月善次です。

 東北地区ですと、こうした夜の御挨拶は「おばんでございます。」となります。

 共通語では「こんばんは」と敬意表現がないのですが、「おばんでございます。」は、敬意表現となりますので、私自身は関東の出身ですが、愛用している所以です。

 さて、挨拶のことは別にして、今回は、与謝野晶子倶楽部及び堺市の皆様方には本当にお世話になりました。第一日めは、大成功の裡に修了しましたが、この成功は、ひとえに、太田登実行委員長を初めとする皆様のお陰です。

 国際啄木学会を挙げて皆様に御礼を申し上げたいと思います。

 それにしても、与謝野晶子倶楽部と堺市の皆様の雰囲気は本当に素晴らしいものがあります。ただ、準備や運営が素晴らしいだけでなく、そこに何ともいえない雰囲気が漂っているのです。この懇親会もこの雰囲気の中、成功間違いないと確信します。

 みなさん、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 みなさんへの感謝を申し上げ冒頭の御挨拶にさせて戴きます。

 みなさん、本当にありがとうございました。

 

晶子フォーラム2014、2014国際啄木学会堺大会終了後のメール御挨拶


与謝野晶子倶楽部
 会長 難波利三先生
 皆々様
 この度は、色々とありがとうございました。(PCが調子が悪く、専門店でのチェックを受けておりましたので、御礼が遅くなりました。御海容ください。 )
 皆様の「晶子フォーラム2014」と共催させて戴き、「国際啄木学会2014堺大会」を開催できましたことは、本当に幸せのことでした。
 実行委員長の太田登先生のもと、皆様が誠心誠意してくださったことは、国際啄木学会会員の一人ひとりの胸に響きました。
 大会企画の構想から、当日の心細やかな運営、そして「素晴らしい実地研究」に至るまで、実に恵まれた2日間でありました。
 堺市の方々も、竹山修身市長を初めとして種々の御配慮をくださいましたことも感動的でした。
 実は、お訊ねした堺市市役所の方のお話で「堺は余り大きくない町ですから、自転車で半日あればほぼ市の全域を廻れますよ。」ということでしたので、大会前日は会場の下見も兼ねて、堺駅  覚応寺  市役所 方違神社   反正天皇陵  堺市文化会館  仁徳御陵  大仙公園  宿院頓宮 旧堺港  堺駅 と自転車で廻りました。会場の展示も拝見して、皆様が総力を挙げて準備と歓迎をしてくださっていることを実感しました。今回特別展示してくださいました「啄木」関係の掲示が纏まっていることも印象的でした。また、大会当日は、研究発表では、両方の分科会をかけもちで全ての方の御報告を拝聴しましたが、ここでも共催して戴いた恩恵を実感致しました。(午後の泉陽高校音楽部及び関係者の皆様の演奏も圧倒的でした。)二日目の太田登実行委員長による「実地研究」も本当に素晴らしかったと思います。細やかな御配慮のもと、内容も説明の仕方も驚くべきものでした。(「堺市のお住まいでもないのに、どうしてあれほどの説明が可能なのでしょうか。)
 こうした皆様の御厚意を受け止めて、研究を深め、発展させて行くことが私共国際啄木学会の責務だと存じます。
 もう一度、御礼を申し上げたく存じます。
 ありがとうございました。
2014.6.4(水)国際啄木学会会長 望月善次

 
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